記事一覧

収穫

かなけんシステム講座は20日の17時に決定!!
お見逃しなく✩

自分の負けた将棋を3日間に分けて解説するなんて見苦しいかもしれませんが、
今日もお付き合いよろしくお願いします^^
新聞の観戦記と違って、指し手の話ばっかり書けるのですごく筆が進む(笑)

先手が私(笠井) 後手 藤田君 手番は後手

藤田⑤

後手が△4五桂と桂馬を捨てて角道をこじ開けた手に対し、
▲4五同歩とした局面が⑤図。▲4五同歩に替えて▲3五歩だったかなぁ。
時間があれば▲3五歩も読んでみたい手だなぁ。
⑤図から、△4五同銀▲4八飛△7五歩▲6五角△5四銀▲5五桂△6五銀▲同歩△5五角▲同歩
△7六桂▲9八玉△6八桂成▲同銀 (⑥図)

藤田⑥

⑤図で△4五同銀が読みを外された手でした。
桂馬を犠牲にしてまで角道を開けたのに、落ち着いています。
藤田君、緩急自在ですね。
途中▲9八玉は▲8九玉と迷いました。
しかし、「玉は下段に落とせ」という格言があるくらいなので、
自ら下段に行くことを躊躇しました。経験や感覚の部分ですね。
⑤図の△4五同銀▲4二飛から⑥図までは読み筋。
⑥図での飛車の働きが先手に分があると思ったのでこの順を選んだのですが、
歩の枚数で負けているので互角でしょうか。
もっと良くなる順はなかったかな。結果後手の攻めの銀は捌かれてしまったもんなぁ。
⑥図から△7六歩▲同歩△5六角▲8七銀打△2九角成▲3一角△4一飛▲5三角成△5六馬 (⑦図)

藤田⑦

最後の△5六馬は好手と感じました。(また読みを外されました)
一般的には△5六桂が飛銀の両取りなので桂馬を打つと思いますが、
この将棋は桂馬と銀の価値が非常に近い将棋。
先手に桂馬を沢山渡すと、
A▲8四歩△同歩▲7五桂
B▲7四桂△7三銀△8四歩
C▲8四歩△同歩▲9六桂
などなど、いつでも急所の攻めができます。穴熊vs銀冠あるあるです。
ゆえに6八の地点でくすぶっている銀と桂馬の交換はそんなに得ではありません。
それよりも瞬間的に戦場から遠ざかっている馬を、盤の中央へ移動する方が筋が良いですね。
ちなみにここで私は時間を使い切りました。藤田君は残り10分程。
⑦図から、▲6七銀引△5五馬▲7三歩△同歩▲5二馬△7六歩▲同銀右△5一飛
▲7四歩△9五馬▲5一馬△同馬▲4三飛成 (⑧図)

藤田⑧訂正

⑦図では、後手から次に△5一飛とされるとまずい(馬がズレると△8六桂)ので、
どうにかしないといけませんが手が浮かばず▲6七銀引としてしまいました。
感覚的には最善手ではなさそう。さらに▲7三歩も大事な1歩を捨てるので最善手ではなさそう。
▲5二馬も働いていない飛車取りのために絶好のポジションの馬を動かすのは最善手ではなさそう。
さきほどの△5六馬効果でパニクってます^^;
結果働いていない飛車と馬の交換になってしまいましたが、
今度は後手の馬の働きが悪くなり先手の飛車が成れたので、
そんなに悪い取引ではではなかったようです。
細かいやりとりでしたが、⑧図は手応えを感じていました。
ただし、ごめんなさい!!
途中△7六歩▲同銀右がありますが、この2手はタイミングが違うかもしれません。
▲5二馬に対して△7六歩▲同銀右だったなら手抜きもありますし、う~んどこだったかなぁ。
⑧図は実際に出現した局面ですので、続けます。ごめんなさい。
⑧図から、△6六桂▲8八金△5八桂成▲7九銀△5七角▲7八銀上 (⑨図)

藤田⑨

⑧図から△6六桂は甘いですが、他に具体的な手も難しいかと思います。
途中△5七角に替えて△7五歩もありそうと感想戦で藤田君は指摘していました。
0回戦ゆえに時間がないのでその場で検討はできませんでしたが、
△7五歩▲6七銀△5七成桂▲7八銀引右△7六歩▲同銀△8六金みたいな感じでしょうか。
変化が長くてすみません。たしかに、成駒は5八の地点より5七の地点の方が筋が良いですね。
⑨図から、△6一馬▲4七竜△6八角成▲7五桂△6六金▲8四歩△同歩▲6四歩△同歩▲5三飛 (⑩図)

藤田⑩

⑨図で△6一馬は離れ駒をなくした手で、悪手ではありませんが、
瞬間的に働いていない竜を狙っているので、先手としてはありがたい手です。
ただここも具体的な手は難しいですね。
▲7五桂は待望の一手。いつか△7五歩▲同銀△7六歩▲同銀と
囲いをバラバラにされる可能性も消しています。
途中▲6四歩には素直に応じず、一旦△4六歩は指しておいた方が良かったかもしれません。
⑩図の▲5三飛が受けづらく、ようやくはっきり先手が良くなりました。
⑩図から、△5七歩▲4六竜△7六金▲同竜 (⑪図)

藤田⑪

△5七歩はまだ△5六歩でしたが、藤田君も秒読みでしたのでミスがでました。
⑪図はたぶん本局で一番差が開いている局面。これを負けたのかー^^;
⑪図から、△7九銀▲8九金△6二馬▲4三飛成△7三歩 (⑫図)

藤田⑫

駒柱!駒柱が出現すると、不吉なことが起こると言われています。
不吉っていうとだいたい逆転です。対局中悪いイメージが沸いてしまいました^^;
藤田君も△7九銀と勝負形に持ち込む種を蒔いています。
⑫図から▲8三歩△同銀▲同桂不成△同金▲8五歩 (⑬図)

藤田⑬

先手の攻めは単純すぎましたね。
でも▲8五歩は、後手から攻めがないことを確信して、
「ゆっくりでもいいから駒を渡さない確実な攻め」を心がけて指した手。
△8五同歩は▲8三歩△同金▲8四歩。
正直対局中、⑬図のときはそろそろ投了かな局面と思っていました。
こんなこと考えているから負けるんですよね。
本物の強豪はどんなときでも逆転の構図を頭の中に描いています。
⑬図から、△8二金引 (⑭図)

藤田⑭

20秒くらいこの手の意味がわからなかったです。諦めたのかと本気で思って、
感想戦をする準備のためにジュースをゆっくり飲んでしまいました(笑)
将棋とは自分に勝たなければ相手に勝つなんて無理。
少なくてもこの瞬間の藤田君と私では、手合いが違いました。
残り10秒で意味に気が付きましたが、それでもイケると思って突っ込んだことで歯車が狂いました。
⑭図から、▲8四歩△8八歩▲同金△8六歩▲同竜△9四桂▲8五竜△8六歩 (⑮図)

藤田⑮

藤田君はわざと穴熊の弱点である8四の地点の歩を取らせ、
△8八歩からの猛攻にかけてきたのです。
⑭図では▲7九金か▲9七玉か▲9七銀等、一旦憂いをなくすべきでした。
しかも⑮図でさらに悪手を放ってしまう。
⑮図から、▲8三歩成△同金▲同竜△8八銀成▲同玉△8七歩成▲同銀△8二金▲8五竜△8六歩▲同銀△8四歩 (⑯図)

藤田⑯

⑮図で▲8三歩成は、
かかってこいって言っている相手にわざわざ自分からダイブしているような手。
⑭図からの▲8四歩もそうでした。
自分の指したい手を指すより、相手が指したい手を指させない手を指そう。
これはよく私が子供に教えるときに口酸っぱく言っていること。
最近もこのブログで書いた気がするし(笑)
しかし⑭図から⑯図まで藤田君の歩の使い方が限度なく巧かったです。
みなさん参考にするべし。
⑯図ではもう先手が負けになっているかもしれません。
とはいえ▲9五竜とかならまだ簡単ではない局面でしたが、
ここから粘りのネの字もない手ばかり指してしまいました。
⑯図から▲7六竜△6七銀▲8七竜△8六桂▲9七玉△7六銀打▲8六竜△7七馬▲8八不△8六馬▲同玉△8五銀 まで

藤田投了図

優勢になってから幽体離脱みたいに魂が遠くに行ってしまい、
そのまま迫力のない手を連発してそのまま負けるというのは、
大舞台でも経験があります。これからもまたやってしまうのかなぁ。
でも自分らしい手も結構あったし、収穫が多い一局でした。
なんとなく序盤コンプレックスもなくなってきましたし^^
むしろ終盤が課題になりつつある(笑)
長々私の言い訳にお付き合いいただきありがとうございました✩
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakodateshogi

Author:hakodateshogi
将棋を好きな人のためのブログ。
棋戦情報も気づいたら載せます。
函館(周辺)の将棋好き集まれ!

来館者数